リフォームによる玄関へのひさしの設置

玄関にひさしがあると、様々なメリットが得られます。まずは、雨の日に吹き込みをカバーしてくれるため、鍵の開け閉めなどの作業も快適にできるようになるでしょう。外出先から帰ってきた時に、傘を持ったままカバンから鍵を出し、鍵を開けるといった作業は思いのほか大変なものです。閉じた状態でこの作業ができるようになれば、ぐんと快適になるでしょう。そして、玄関ドアを開けた時に、雨が玄関の中に吹き込んでしまうといった問題も防げるようになります。

玄関のひさしの設置

また、ひさしは、玄関まわりの汚れや劣化を防止する役割も担っています。玄関ドアやタイル、外壁材などはもちろん外部用につくられているため、雨風に強い素材でできています。しかし長い期間、直射日光や雨風に晒されていると、どうしてもダメージを受けやすくなってしまうのです。玄関は、その家の顔とも言える場所なので、きれいにしておきたいものです。玄関にひさしがあることで、玄関まわりを直射日光や雨風から防げるようになるため、きれいな状態を長持ちできるようになるでしょう。

さらに、玄関ドアの上部にひさしが付くことで、意匠的なアクセントとなり、おしゃれな印象を与えることも可能です。ひさしのリフォームを考えている人の中には、そのデザイン性について疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。ひさしには、ガラスやアルミなどシンプルでモダンな雰囲気のものもあるため、外観のデザインとの兼ね合いを考えながら、最適なものを選ぶこともできるのです。

ひさしをリフォームで付ける際には、その大きさには注意が必要です。外壁の芯からひさしの先端までの長さが1メートルを超える場合、ひさしの先端から1メートル後退したラインまでの面積は、建築面積に含まれるようになるからです。建築面積に含まれると、建ぺい率も変わってきてしまうため注意しましょう。また、1メートル以内のひさしでも、柱を付けている場合は建築面積に含まれてしまうため、気を付ける必要があります。